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「次世代への責任 八尾を 大阪を 日本を守る!」

MATSUDA NORIYUKI

【陸自04普通科同期会】

2004年陸上自衛隊幹部候補生学校入校した者かつ職種が普通科(いわゆる歩兵)の者のうち、関西在住のメンバーで集まりました。陸自では西暦下2桁と防衛大出身(B)か一般大学出身(U)で期別が区分されます。私の場合は、一般大学出身者ですので「04U」の期別となります。私以外は皆現職の陸上自衛官です。

私自身の身に起きたスマホ乗っ取り・ロレックス不正購入事案については、テレビなどを通じて皆が知っており、依然としてオールドメディアの影響力は大きいと感じました。

それぞれの近況を聞く中で最も印象に残ったのは1月1日に発生した能登半島地震への対応でした。

特に中部方面隊・防衛課長の職を預かる平島1佐は、発災当時、埼玉県の自宅に帰省したばかりでしたが、1月1日のうちに伊丹駐屯地まで移動し、作戦室から現地指揮所まで一連の中部方面隊の災害派遣活動において、スタッフとしてその重責を果たしました。

詳しく話を聞くと、12月末まで不測の事態に対応するための待機要員として伊丹周辺で過ごしており、1月1日は別の課長が待機要員として控えていたそうです。必ずしも1月1日に集まらなければならない立場に無かったのですが、平島1佐は職務に対する責任感ゆえに自ら進んで行動したのです。

1月1日中に埼玉県の最寄駅から伊丹に到着するタイムリミットがあと1時間に迫る中での即断即決でした。奥さん・小学生の子どもたちとゆっくり過ごす中、平島1佐の迅速な行動とそれを送り出したご家族は実に素晴らしいです。単身赴任している父親と少しでも長く過ごしたかった小学生の子どもたちの歯痒い気持ちは想像に難しくありません。

自衛官に言わせれば「当たり前」の行動かも知れません。

しかし、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の風潮が見え隠れする今の日本において、「公」に尽くすその姿は褒め称えられるべき存在です。

自戒を込めて言わせてもらえれば、政治家と呼ばれる人々こそこの「滅私奉公」の気概が必要ではないでしょうか。

そう考えている中、木原防衛大臣より予備自衛官招集訓練の訓練招集命令書が届きましたので、「公」に尽くし、真摯に職務に専念する現職自衛官の姿を間近で見させていただきます。