令和6年10月27日投開票の第50回衆議院議員総選挙の結果を受けて、こちらへ備忘録として思うところを記しておきます。
自民党の公認候補として立候補した「塩川憲史」候補は八尾市において37,972票、第14選挙区において71,539票を獲得するも、日本維新の会公認候補に敗れました。大阪第14選挙区当選者に対する惜敗率は75%、自民党の近畿比例代表の枠が6枠のところ8番目の順位となり、残念ながら比例復活することもできませんでした。第49回の総選挙時に比して、個人の得票数は増加しているものの、あと1歩足りませんでした。我々にとって、候補者本人の経歴・能力・人柄・年齢など、現在考えられる中で最善の候補者であったことは間違いありませんが、候補者をサポートする我々の力の無さが結果として表れました。選挙終盤で発覚した自民党非公認候補への2,000万円支給問題によるマイナスの影響が大きかったという方もおられますが、そのこと以上に相手陣営が選挙期間中において毎日ミニ集会を開催して足元をしっかりと固めていたことが勝利した要因であると私は感じています。大阪の特殊性はあるものの、日頃の活動の延長上に選挙があることを考えれば、相手陣営に比してこちらに足らない部分が多かったことは否めません。厳しい状況であることはこれからも変わりません。
また、今回の選挙で驚きであったのが、比例票の結果です。
八尾市における特徴として、
・前回に比し、日本維新の会が約18,000票、自民党が約4,000票、公明党が約1,500票、日本共産党が約1,000票減少している → 既存政党への支持が軒並下落
・国民民主党が6,977票、れいわ新選組が6,487票、参政党が4,664票、日本保守党が3,446票を獲得している→ 八尾市議選の当選ラインが2,200票であることを考慮すれば八尾市議選にて当選となる可能性が高い
八尾市議会議員選挙と衆議院比例代表選挙を同一視することはできませんが、この結果を見る限りは次期八尾市議会の構成はより多党化する可能性も考えられます。
新興政党による有権者の現状に合致した政策や分かりやすいキャッチコピー、SNSの最大限の活用など、国政選挙といえども、これからの地方選挙においても大変示唆に富む選挙戦でありました。