八尾市議会議員 松田のりゆき OFFICIAL SITE

「次世代への責任 八尾を 大阪を 日本を守る!」

MATSUDA NORIYUKI

【令和7年八尾市議会9月定例会】

個人質問に立ちました。

質問項目は「公共施設マネジメント」「環境行政」「平和意識の向上」の3つです。

まず、公共施設については、少子高齢化が進む中、今ある建物(学校や出張所など)をどう整理・統合していくか取り上げました。こうした話題は人気が出にくいですが、将来のために避けて通れない課題です。人口が減れば、自治体の財政も縮小していきます。その中でどれだけ公共施設を維持することが適切なのか、市民の皆さんと一緒に考えていく必要があります。

次に、環境行政では、ごみ収集の民間委託について話しました。民間に任せれば安くなると思われがちですが、必ずしもそうとは限りません。大切なのは、費用を抑えるという本来の目的を果たせる仕組みを維持することです。また、大規模災害時に対応できるよう公務員の体制も確保すべきだと提案しました。

最後に、平和意識の向上については、「水と安全はタダ」という感覚が残っていることを指摘しました。現実とズレがある本市の総合計画についても問題提議しました。なかなか思ったような答えは返ってきませんでしたが、自分の意見はしっかり伝えました。

全体として時間が足りず、予定通りには進みませんでしたが、こうした緊張感こそが市議会の本会議らしさだと感じています。

少しでも前に進めばよいのですが。

【自民党青年局海外研修〜ベトナム〜】

令和7年8月20日〜22日の間、台湾に引き続き、自民党青年局の一員としてベトナム・ハノイを訪問しました。

短い期間でしたが、チャン・タイン・マン国会議長、ルオン・クオン国家主席ほか、ベトナム共産党の主要幹部・各団体へ多数の表敬訪問・意見交換を行いました。

国民の平均年齢32歳のベトナム(日本49歳)はこれから人口ボーナスを迎える若さ溢れる国であり、その活力は移動中のバスからでも感じ取れるほど都市全体が活気付いていました。政治体制は異なるものの、日本に対しては極めて好意的です。国家目標として2045年には先進国の仲間入りを目指しており、市場経済による成長にあたっては日本の更なる支援・協力を必要としています。

八尾市では1970年代以降、ボートピープルとして辿り着いてから多数のベトナム人が居住し続けており、ベトナムに触れる機会が他の自治体に比して多いはずです。より連携できることはないのか、改めて考えるきっかけとなりました。

この台湾・ベトナム研修で他ではない貴重な経験を得ることができました。これらが八尾市発展の一助となるよう活かして参ります。

また全国の同世代地方議員と意見交換できたことは大変有意義でした。ありがとうございました。

【自民党青年局海外研修〜台湾〜】

令和7年8月17日〜20日の間、自民党青年局の海外研修に参加し、台湾を訪問しました。

自民党青年局に与えられた大きな役割のひとつが、国交のない台湾との交流です。台湾からの要人来党時の応対や、青年局国会議員・地方議員による台湾訪問事業の実施・参加を積極的に進めています。

「台湾」だけは唯一、自民党内において青年局が歴史的に交流を続けています。

頼清徳総統・民進党主席、蕭美琴副総統、朱立倫国民党主席、蒋萬安台北市長、韓国瑜立法院長、周楡修台湾民衆党秘書長ほか、台湾の立法府・行政府・各政党代表要職の方々を表敬訪問し、意見交換しました。

中華人民共和国からの安全保障・経済分野への圧力が厳しさを増す中、日本の各支援・交流は想像以上に台湾において期待されていました。また、台湾の人達の日本に対する印象は他のどの国よりも飛び抜けて「好印象」であり、文化面においても日本に対して親近感を抱いていることがよく理解できました。

意見交換の中で台湾における徴兵制や予備役についての質問をし、日本とは根本的に安全保障に対する意識の違いが分かりました。日本のように「反戦平和」を無責任に叫ぶだけの人などはごく少数であると想像できます。

また国民を守り抜く気概をリーダーである頼清徳総統の発言から感じ取れました。

「中華人民共和国」と「中華民国」の違いを理解し、台湾とより広範囲に交流を深めることが日本に求められます。同じ民主主義体制を保つ仲間・友人として、大切にしていかなければなりません。

【精力善用自他共栄】

40代になってから柔道2段の昇段審査を突破した身ではありますが、現在は週に一回小学生を指導しています。

柔道の創始者である嘉納治五郎先生が提唱した柔道の理念に「精力善用・自他共栄」があります。

精力善用とは、自分の持っている力(精神力と身体力)を最大限に活用して、より良い目的のために役立てるという意味。

自他共栄とは、自分だけでなく他人と共に栄えることを目指すという意味。

この二つの理念は、柔道を通じて心身を鍛え、社会に貢献できる人間を育成することを目的としています。柔道は武道、人格教育であり、嘉納治五郎先生は柔道を通して世の中を良い方向に導こうという理想を持っていました。

現在、小学生以下の子どもたちに柔道を教える立場としては、どのようにすれば人格教育に到達することができるか、模索しながら練習に臨んでいます。指導の仕方も我々が学生の頃と同様の進め方では現場はもたないですし、柔道を辞める子どもが増えるでしょう。武道ですので、多少痛く辛いことも耐えられる精神力の鍛錬が必要なのですが、しんどくなったらすぐに休んだり、体が痛いと言い出したりと、我慢の限界がかなり低くなっている気がします。もちろん何かの瞬間にスイッチが入って、しんどくてもいきいきと取り組む子どももいますが。

精力善用・自他共栄という嘉納治五郎先生の意志を少しでも伝え、子どもたちに柔道を楽しんでもらう工夫を心がけます。

まだ選挙疲れも残ってます。