八尾市議会議員 松田のりゆき OFFICIAL SITE

「次世代への責任 八尾を 大阪を 日本を守る!」

MATSUDA NORIYUKI

【私の原点・懐かしの善通寺】

24歳〜32歳までの間、高知県香南市での1年を除き、陸上自衛官として7年過ごした香川県善通寺市にある善通寺駐屯地を訪れました。

昨日には第14旅団司令部で勤務していた時の旅団長である永井さんや小隊長当時の同僚たちと懐かしい話ができました。

「政治家を目指します。」

東日本大震災での経験からその道に進みたいと思い、私は陸上自衛隊を飛び出しました。

地盤・鞄・看板の何一つないところから、まわり道をしながらもありがたいご支持をいただき、現在、八尾市議会議員をさせていただいています。

本来ならば4年前に報告を兼ねて訪れる予定でしたが、新型コロナによる記念行事の中止が重なり、遂に今年念願叶い、「頑張れよ」と送り出してくれた仲間に報告することができました。

本当に沢山の方々と再会することができました。

「SNS見てるよ」という方もちらほらと。

以前に比してコンプライアンス重視の傾向が強まり、戦闘組織としてのあるべき姿と現状を嘆く話や隊員を確保できない話などを聞くと、日本社会が抱える問題の縮図であると感じました。

急遽の会食参加もあり、時間を経ても現職でなくとも楽しく話ができる仲間同志のありがたみを感じた訪問でした。

【会派視察】

4月11日・12日の間、八尾保守の会として東京都足立区と日野市へ行政視察に伺いました。

足立区では「おいしい給食」について、日野市では「都市農業振興と学校給食」について、現場のお話を聞かせていただきました。

足立区では今後4年間にわたり小中学校給食無償化の見通しが立ち、今年度からは広域自治体である東京都がその費用の半分を負担することも決まるなど、財源の観点でうらやましく思う所が多々あります。給食に関して管理栄養士の取り組みが見える形でさまざまな事業に及んでいる点は見習うべきと感じました。

日野市では学校給食の食材(野菜)を確保するために市内農家への補助事業を展開して農業と学校給食に好循環をもたらすなど、本市の農業振興の参考となる点がいくつかありました。都心近郊に位置する都市として共通する課題への対応など、自治体独自の取り組みを知ることができ、非常に有意義でした。

この行政視察で得た知見を八尾市政に反映できるよう市議会で声をあげていきます。

【令和6年3月八尾市議会定例会】

代表質問から始まり、個人質問、予算審査を経て、本日の本会議での議決を経て令和5年度の八尾市議会が閉会。

小学校・中学校給食の無償化や消防本部庁舎建て替えの経費などの令和6年度予算や犯罪被害者等支援条例などの議会議決となりました。

一部会派から提出された議員報酬の1割カット条例案は反対多数で否決されました。

以下、長文になりますが、我が会派の反対討論になります。

『1点目は、議員の報酬に関しては報酬等審議会に任かせるべきであるということです。

昨年より続く物価高騰の状況は、デフレからの脱却を謳う我が国の経済政策から考えると今後も続いていくことが予想されます。物価高騰が恒常的なものと考えるのであれば、報酬等審議会に諮ることが望ましいのではないでしょうか。

議員の報酬については、その職責に応じた報酬か否かの判断を第3者機関である報酬等審議会に判断を委ねるべきであるというのが、我々の基本的な考え方であります。

その決定を受けて、どのようにするか議会で議論するべきです。

2点目は、市議会議員の職責をどのように捉えるかということです。

地方自治において、二元代表制の一翼を担う市議会の役目として、市政と対峙をして、問題提議し、市政に多様な意見を反映させるため、多岐にわたる議論をすることが求められます。

その際、市議会議員として選ばれた者は、様々なツールを用いて議会での議論に臨む必要があります。市長以下行政のプロフェッショナルである市役所職員との議論には、常日頃からの継続的な学びと現場で起きていることを自分の目で確認することが望まれます。

これまでも、その目的を達成するため、議員報酬の一部を用いて活動して参りました。

先の八尾市議会議員選挙において、議員報酬削減を公約に掲げた皆様がこの議員提案をされることは理解するところではありますが、同時に、同選挙において、議員報酬削減を公約に掲げることなく選挙に当選している者がいることも一定ご理解願います。

その昔、地方議会は学芸会と揶揄される時代がありました。議員が自ら口述原稿を作成することなく、役所職員が作成した原稿を議員が読むだけの議会であってはなりません。そのような議会が現在も続いているならば報酬削減も致し方なしと感じますが、私自身、初当選以来、自らの考えを自らの言葉を使って、この市議会での議論に向き合ってきました。

議員個々人の質が向上すれば、議会の質が向上します。議会の質が向上すれば、市民生活の向上につながると確信しております。議員報酬に見合った仕事を続け、「政治家が楽をして報酬を得ている」と市民の皆様から思われることなく、私利私欲ではなく滅私奉公の気持ちでその職責を果たすことをお誓い申し上げて、反対の討論といたします。』

さまざま意見はございますが、自学研鑽にあたっては議員報酬の一部を使用させていただいてます。むしろ、まったく勉強をしていない議員がいたならば、その方が市民にとって不幸と言えます。

「お金が欲しいのだー」と言われるかもしれませんが、欲しいのではなく、必要であるということです。活動には一定の費用が必要となります。

市議会議員の本来任務は何なのか?寄付などは人として素晴らしい行為です。だが人として素晴らしいことと議員としてすばらしいことは全く異なります。

選挙前・選挙中だけでなく、4年間続く市議会での発言も含めてより平素の活動を市民の皆様に知っていただくことが必要です。

【保守の会代表質問】

令和6年2月26日、八尾市議会本会議にて会派「八尾保守の会」を代表して令和6年度の市政運営方針ほか市政全般について質問をしました。

危機管理、子ども・子育て、小・中学校教育、産業・観光・文化芸術、健康福祉、環境、都市整備、上下水道、総務など、多岐にわたる項目について。

論点はさまざまありますが、私が注目した項目は以下の3点です。

・小学校、中学校給食の無償化について

令和6年度継続は喜ばしいことですが、その財源が国からの臨時交付金(国からの仕送りのようなもの)と八尾市の財政調整基金(八尾市の貯金のようなもの)であることから、今後(令和7年度以降)どのように進めるのか議論が必要です。

→ 現行の行政改革プランが全て予定通り進んでも、その効果額は小中学校給食費(約10億円)には達しません。やるとすれば何をコストカットするのか、しっかりと議論を重ねていくべき点です。

・一般ごみ収集業務の一部民間委託について

1度目の入札が不調であったことから、今後の展望を確認しました。労働市場の変化、労働力不足から「民間に任せればすべて解決する」という市場の状況にないことが考えられます。

→どの程度まで何を民間に任せて、官がどの部分を掌握するのか、この点は様々な分野においても議論が必要です。

・2025年大阪・関西万博への本市の関与について

→まだ万博の全貌が分からない中、基礎自治体としてどのように関与してその効果をどのようにして八尾市へ導くのか。具体的な今後の仕掛け、費用対効果について議論・確認する必要があります。 

この他にも身近な基礎自治体として市民の皆様に直接的に関係することを取り上げました。

時代の変化に対応しつつ、正解がない中で何が「公」の果たすべき役割かを問わなければなりません。

是非とも八尾市議会に関心を寄せて下さい。