八尾市議会議員 松田のりゆき OFFICIAL SITE

「次世代への責任 八尾を 大阪を 日本を守る!」

MATSUDA NORIYUKI

【災害時にすべきでないこと】

「現地の県議会議員が集会所の二次避難を取り仕切って、さまざまな調整に支障をきたしている。」

能登半島にて災害対応にあたっている方から連絡がありました。残念ながら石川県議に知り合いはおらず、当事者にその声を届けることはできません。おそらく現場の県議の方も良かれと思ってさまざまな要望を伝えているのかも知れません。しかし、災害時には知事・市町村長〜行政職員のライン、さまざまな応急救助機関に一議員が個別に直接要望を伝えることは良くないです。

「船頭多くして船山に登る」状態に陥ることが被災者支援を更に遅らせることになります。

議員の役割は、平時、行政の計画する災害対策に不十分な点がないかを検証し、提案することです。

ちなみに八尾市議会では平成26年に議会改革の一環として災害時の議会対応を策定しています。災害時は市議会として災害対策会議を設置し、行政への要望を一本化して、議員が個別に要望することを制限しています。

被災者を目の当たりにすれば、何とかしたいと思うのは議員だけでなく、誰もが思うことですが、より全体を考えて行動することが非常時には求められます。

【いつなんどき】

令和6年1月1日に発生しました能登半島地震でお亡くなりになられた方々に哀悼の意を表すとともに救助を待っている方々が一人でも助かることを祈ります。

八尾市から緊急消防援助隊大阪府大隊の一員として2名の消防隊員が出動しました。

また、陸海空自衛隊では約1万名の統合任務部隊(joint task force)が編成され、中部方面総監を長として任務遂行にあたるとのことです。

石川県は八尾市に所在する中部方面航空隊の担当区域となるため、おそらく八尾駐屯地では最大限の出動となっているでしょう。中部方面総監部で勤務する同期も正月返上で発災直後から任務に当たっているはずです。

「公」に尽くす方々には頭が下がります。

大規模な災害への対応は自衛隊・警察・消防・海上保安庁などの公助による力が必要となります。

二次災害を回避しつつ、人命救助に最大限尽くしていただきたいです。

過去に台風19号による災害発生時、予備自衛官の災害派遣が行われました。今回もし災害派遣招集がかかれば、私自身は市議会閉会中につき、招集に応じる予定です。

人口減少の中、自衛隊員の確保が難しくなっていますが、予備自衛官の活用により、現役自衛官の負担を軽減することも必要ではないでしょうか。

【令和5年12月八尾市議会個人質問】

12月4日八尾市議会定例会にて個人質問を行いました。

「個人質問って何聞けるん?」

時々質問されることがあります。

基本的に八尾市政に関わることであればどのようなことでも質問することができます。ですので国又は大阪府が所管することについては問い質すことはできません。例えば陸上自衛隊の防衛能力や大阪府警の犯罪取り締まりに関わることは聞くことができません。ただし、八尾市であれば防災の観点から陸上自衛隊八尾駐屯地との連携について市の見解を求めることや防犯の観点から特殊詐欺を未然に防止するための市の施策などを聞くことはできます。

日本においてはどこへ行っても「国・都道府県・市町村」という3層からなる行政が構成されています。それぞれ縦割りという部分もあれば、集約されて効率的といえる部分もあります。

元明石市長の泉房穂氏は「都道府県を廃止すべき」と訴えておられますが、国民・市民にとってどのような行政制度が望ましいのか?

私自身は、都道府県の廃止とまではいかなくても、やはり市民に一番近い基礎自治体・市町村の権限・財源を拡充する方向に進んでいくことが、より身近で住民ニーズを捉えるものになると考えます。(分野によっては広域化していくべきものもありますが。)全国一律の弊害から少しでも抜け出すことができるのではないでしょうか。霞ヶ関、永田町にどれほど地域の実情を理解されている方がいるのか分かりません。

さて今回の質問では3項目を取り上げました。

・共生社会

八尾市における外国人への対応、日本語教育及び日本人への教育に対する影響、生活保護率の違いとその見解

・中学校給食

9月から実施された中学校給食の味や量などの質向上へ向けた取り組み及び提案、次年度以降の財源確保策

・都市整備

近鉄八尾駅周辺の駅まち空間の確保、噴水広場の改修などを要望

「〇〇を八尾市議会で取り上げてほしい」ということがありましたら、いつでも気軽にお声がけ下さい。八尾市政に関わることであれば承ります。

【持つべきものは同期】

伊丹駐屯地に勤務する陸上自衛隊・普通科の同期と再会しました。
現在、一人は中部方面総監部防衛部防衛課長、一人は中部方面総監部防衛部防衛課総括班長という要職を預かる日本の安全保障のど真ん中にいる同期たちです。特に一人は将来いずれかの方面総監になる可能性が大の人物ですね。知らんけど。

およそ18年前、富士の麓で汗を流し共に学んだ仲間がすでに1等陸佐、2等陸佐になっています。時間が経っても楽しく呑める同期の仲間に感謝です。
広範囲にわたる彼らの仕事ぶりを聞くと負けてられないなと奮起しました。市議会議員として出来ることを着実に進めて参ります。