先般執り行われました八尾市議会議員選挙において、3,000票を得て、再選を果たすことができました。これまで若輩者の私を支えていただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。
さて、統一地方選挙の総括として私が感じたことをここへ記します。
(大阪府議会議員選挙(八尾市選挙区)について)
今回の大阪府議会議員選挙八尾市選挙区では、府議会の定数削減の条例改正を受けてそれまでの定数3から定数2へ変更となりました。現職は維新・公明・自民の3名であり、現在の大阪の状況を考慮すれば、1つ目の議席は維新の会、2つ目の議席を自民・公明で争う構図となりました。自民・公明ともに現職が引退をするため、新人同士の対決となり、自民・公明共に公認候補同士の闘いとなるものと考えていましたが、そうではありませんでした。自民党候補はなぜか推薦候補となり、結果は惨敗でした。何があったのか詳細は全く分かりませんが、この点については後日行われるであろう自民党大阪府連の全体会議にてしっかりと追及します。大事なことは、そのようなことをしていて大阪の自民党は強くなるのか?ということです。結果的に負けたとしても現場は公認候補者で闘いたかったのです。これまで何度も「大阪の自民党は出直しだ」と叫ばれてきた中で何が変わったのか。同じ志を持つ仲間を守ることもできない組織がどのようにして立ち直るのか?これまで全てを有耶無耶にしてきた結果、このような事態になったと感じます。特効薬はありません。まずは自分たちが強くなることを組織として考えなければなりません。
(八尾市議会議員選挙について)
前段で行われた大阪府知事選挙・大阪府議会議員選挙の開票結果を受けて、かなり厳しい闘いになること予想されました。国政選挙と地方選挙は異なるものの、前年に行われた参議院選挙と比べれば、自民党候補へ投票していただいた方は半減していました。前段選挙でのアップデート大阪との連携などにより、自民党に対するネガティブなイメージが広がっていると感じました。大逆風を前に奇策はありません。自らが想う施策3点(危機管理体制の強化、子育て・教育環境の充実、八尾市の魅力創造)及び「市議会議員とは何か?市議会とは何か?」その重要性を街頭で訴えました。単独自転車と車両での街宣活動を併用して行い、少しではありますが、存在をアピールすることができました。しかし、組織力・運動量で大きく上回る維新の会に比べると市内における存在感は低かったことは否めません。この点は自民党八尾支部として今後どのように取り組むべきか、自民党候補者が一堂に会する機会を設ける等、より具体的に答えを出す必要があります。
自民党公認候補4名、推薦候補1名のうち、当選できたのは私を含め2名でした。
この現実にどう向き合うべきか。まずは原点に立ち返り、市議会議員の職責を深く認識して議会活動を行うこと。そして保守政党として他党にはない切り口でさまざまな議論を仕掛けていくことしかありません。また、惜しくも落選した方々の今後の意向も確認の上、組織として関与していくことが必要です。人を大切に扱わない組織に発展はありません。これらも特効薬はなく、平素の地道な活動の積み重ねしか道はありません。
(最後に)
本日、令和5年4月30日で1期4年の任期を終了します。
今回の選挙でいただいた得票数は「3,000票」、お一人お一人の思いが積み重なった得票。
明日より始まる2期目の4年間、全力で取り組む所存です。
市民の皆様にいただいた4年間という時間を市民の皆様にとって価値あるものに変えていきます。
引き続き、市民の皆様の様々なご意見を聞かせて下さい。