八尾市議会議員 松田のりゆき OFFICIAL SITE

「次世代への責任 八尾を 大阪を 日本を守る!」

MATSUDA NORIYUKI

【久しぶりの再会】

およそ16、7年前、私が陸上自衛隊第50普通科連隊第2中隊第2小銃小隊長の役職を拝命していた時の小隊員と八尾の地にて再会しました。

高橋清史さん。

18歳で陸上自衛隊に入隊をして、陸士から陸曹に昇任したものの、一昨年前に体調を崩したことがきっかけとなり陸上自衛隊を退官。

心機一転、高知から大阪へ引っ越して測量関係の仕事につくために専門学校へ入校しました。卒業後に測量事務所へ就職しましたが、それが偶然にも私が所属する八尾商工会議所青年部の仲間の事務所でした。

一緒に厳しい訓練を受けたことを私も高橋さんも鮮明に記憶していました。

陸上自衛隊を辞めて再出発することに不安はあったそうですが、今は仕事の内容、職場の環境がすこぶる良いようです。土地家屋調査士を目指して勉強にも励み、日々充実しているとのことです。

これまでもこれからも人生どう転ぶか分かりませんが、時間を経ても楽しく話ができる仲間がいることに感謝です。

【八尾市議会5月臨時会】

改選後、初めての八尾市議会が開会され、議長など市議会での各役職及び各議員の所属委員会が決定されました。

私は前期に引き続き建設産業常任委員会に所属しました。上下水道、都市整備、産業振興、文化芸術スポーツなどを所管する委員会です。特に、上水道部門は来年度に広域化を控えていますので、その移管について注視します。

併せて議会選出の監査委員を拝命致しました。

八尾市役所の税金の使い方について市民の立場から厳正に監査して参ります。

2期目も自らの政治姿勢を貫けるように精進します。

「政治家が襟を正す」これはもちろん大事です。

恒例行事のように採決で賛成だけする議員、党から言われたことだけを議場で言う(つまり自分の頭で何も考えていないのではないかと思われる)議員、市役所の人に質問原稿を書いてもらっている議員などなど、実は政治家が襟を正すとは様々な場面で考えられます。

選挙の時だけ聞こえのよい話はしません。

八尾市議会議員としての職責を果たして参ります。

【読書考】

選挙の後片付けや報告などやるべきことを進めながら、久しぶりに読んだ「徒然草」より。

「徒然草」は1330年ごろに出来上がった吉田兼好作の日本を代表する随筆集です。原文を読んでそのまますらすらと理解できるレベルではありませんが、現代語訳と並行して拝読しました。

およそ700年前の随筆ですが、人間が考えることは現在でも変わりません。欲望との向き合い方や人としてのあるべき姿など学ぶことは数多くあります。

・「改めて益なきことは改めぬをよしとするなり。」改変したところで無駄なことは改変しない方が良い。破壊をもって満足する改革至上主義への批判。

・「人にまさらんことを思はば、ただ学問して、その智を人にまさらんと思ふべし。」人より優位に立とうとするなら、ひたすら学問をして、その知識が人よりまさるようにしたいと考えるのがよい。

・「大方は、知りたりとも、すずろに言ひ散らすは、さばかりの才にはあらぬにやと聞え、おのづから誤りもありぬべし。」一般に、知っていることでも、やたらと話しまくると、言うほどの才はないのではと思われるし、自然に間違いも犯すであろう。

当たり前のことが列挙されていますが、本文すべて、自分自身のあり方も含めて人生を歩む上でとても示唆に富む内容となっています。

学生さんには是非読んでもらいたいですね。

【統一地方選挙振り返り】

先般執り行われました八尾市議会議員選挙において、3,000票を得て、再選を果たすことができました。これまで若輩者の私を支えていただきました多くの皆様に心より感謝申し上げます。

さて、統一地方選挙の総括として私が感じたことをここへ記します。

(大阪府議会議員選挙(八尾市選挙区)について)

今回の大阪府議会議員選挙八尾市選挙区では、府議会の定数削減の条例改正を受けてそれまでの定数3から定数2へ変更となりました。現職は維新・公明・自民の3名であり、現在の大阪の状況を考慮すれば、1つ目の議席は維新の会、2つ目の議席を自民・公明で争う構図となりました。自民・公明ともに現職が引退をするため、新人同士の対決となり、自民・公明共に公認候補同士の闘いとなるものと考えていましたが、そうではありませんでした。自民党候補はなぜか推薦候補となり、結果は惨敗でした。何があったのか詳細は全く分かりませんが、この点については後日行われるであろう自民党大阪府連の全体会議にてしっかりと追及します。大事なことは、そのようなことをしていて大阪の自民党は強くなるのか?ということです。結果的に負けたとしても現場は公認候補者で闘いたかったのです。これまで何度も「大阪の自民党は出直しだ」と叫ばれてきた中で何が変わったのか。同じ志を持つ仲間を守ることもできない組織がどのようにして立ち直るのか?これまで全てを有耶無耶にしてきた結果、このような事態になったと感じます。特効薬はありません。まずは自分たちが強くなることを組織として考えなければなりません。

(八尾市議会議員選挙について)

前段で行われた大阪府知事選挙・大阪府議会議員選挙の開票結果を受けて、かなり厳しい闘いになること予想されました。国政選挙と地方選挙は異なるものの、前年に行われた参議院選挙と比べれば、自民党候補へ投票していただいた方は半減していました。前段選挙でのアップデート大阪との連携などにより、自民党に対するネガティブなイメージが広がっていると感じました。大逆風を前に奇策はありません。自らが想う施策3点(危機管理体制の強化、子育て・教育環境の充実、八尾市の魅力創造)及び「市議会議員とは何か?市議会とは何か?」その重要性を街頭で訴えました。単独自転車と車両での街宣活動を併用して行い、少しではありますが、存在をアピールすることができました。しかし、組織力・運動量で大きく上回る維新の会に比べると市内における存在感は低かったことは否めません。この点は自民党八尾支部として今後どのように取り組むべきか、自民党候補者が一堂に会する機会を設ける等、より具体的に答えを出す必要があります。

自民党公認候補4名、推薦候補1名のうち、当選できたのは私を含め2名でした。

この現実にどう向き合うべきか。まずは原点に立ち返り、市議会議員の職責を深く認識して議会活動を行うこと。そして保守政党として他党にはない切り口でさまざまな議論を仕掛けていくことしかありません。また、惜しくも落選した方々の今後の意向も確認の上、組織として関与していくことが必要です。人を大切に扱わない組織に発展はありません。これらも特効薬はなく、平素の地道な活動の積み重ねしか道はありません。

(最後に)

本日、令和5年4月30日で1期4年の任期を終了します。

今回の選挙でいただいた得票数は「3,000票」、お一人お一人の思いが積み重なった得票。

明日より始まる2期目の4年間、全力で取り組む所存です。

市民の皆様にいただいた4年間という時間を市民の皆様にとって価値あるものに変えていきます。

引き続き、市民の皆様の様々なご意見を聞かせて下さい。