先日、ある党派の方のSNSを見て感じたことがありました。
災害被害にあった他県のある町へ寄付をしているものが投稿されていたのです。
寄付をすること自体は素晴らしいことです。本当に。
そのことをもって、選挙前のパフォーマンスという方もおられますが、多額の寄付自体はなかなかできることではないと私は感じます。
しかしながら、それが「市議会議員の仕事か」と言われると、そこははっきり「違う」と答えます。
飽くまで我々は市政の監視をする二元代表制の一翼を担う立場です。
議会で質問や提案をして市民の皆様の声を市政に届けることが最重要であり、それが議員の役割です。
寄付をすることがその役割とは到底考えられません。
「公約に掲げたことをしているのだから間違っていない。」という意見もあるかもしれません。
では私が仮に「毎日駅前の掃除をします」と公約に掲げて、当選し、その後毎日駅前掃除をしていたとして、どう感じられますでしょうか?
それは市議会議員がするべきことではないと指摘を受ける可能性は高いと推測されます。
「議員報酬の削減」→「市議会で否決」→「地元ではできないから他自治体への寄付」という流れでありますが、議員による寄付も私の中では同じ認識です。
誤解なきように繰り返しますが、駅前を毎日掃除することも、他市町村へ寄付することも共に素晴らしいことです。
しかしながらそれは議員の役割ではない。
批判ではなく、私が率直に感じたことです。