八尾市議会議員 松田のりゆき OFFICIAL SITE

「次世代への責任 八尾を 大阪を 日本を守る!」

MATSUDA NORIYUKI

【日々思うこと】

「議員ってなんもしてへんのやろ?」

ある会合の場である方から言われた言葉です。

市民の方からはそう見えてるのかと落胆しましたが、私は「いやいやしっかり議会でやってますよ」と言いました。

一昔前の市議会議員は「ヨキニハカラエ」で済んでたかもしれませんし、本会議、委員会の質問を全て市役所の人に書いてもらってたかもしれません。

現在は違います。

インターネットで情報を収集できる時代、自分で選んで自分で考えて作ることが当然です。

むしろこの時代で市役所の人に質問を書いてもらってそれを述べるだけの市議会議員であれば何のためにやってるのか分かりません。

行政は実行する所、議会は話し合い・議論する所。

言葉が生業であるのが政治家。

その端くれとして議会では自分で考えた言葉を使い質問し続けます。

一回質問した程度で何もかも思い通りにいくほど世の中は簡単にはできておりませんが、粘り強く言葉で訴えていかなければなりません。

「堅い板に力をこめて、ゆっくりと穴をあけていくように」

【自民党八尾支部府政対策委員】

令和4年12月6日(火)JR八尾駅北口にて仲間と一緒に朝のご挨拶をしました。

その仲間は自民党八尾支部府政対策委員の

「梅田だだし」さん。

八尾高・大阪外大卒の元エリートサラリーマンで三菱商事や住友商事での勤務経験をお持ちです。

ロシアレニングラード大学院で1年間研修生として学び、ドイツのボンでも駐在員として厳しいグローバルビジネスの第一線で戦ってこられました。

これまでの地方政治において、他でこのような貴重な経験・経歴を持っている方を私は存じ上げません。

我々自民党の同志として立ち上がった梅田さんを私は全面的に応援して参ります!

【八尾市議会12月定例会個人質問】

令和4年11月29日(火)八尾市議会にて個人質問に臨みました。

質問した事項は以下の通りです。

・ヤングケアラー(18歳未満で家族の状況により家事や介護をするため、勉強やクラブ活動を行う時間が確保できない者)への対応

法律上もまだ定義されていないヤングケアラー対策について本市の見解を求めました。令和5年4月から国でスタートするこども家庭庁においてもヤングケアラーへの支援の必要性は謳われています。国の支援の形を待ってから動き出すのではなく、まずは本市の状況を的確に把握して、その支援体制を率先して行う必要があります。質問を通じて、所管であるこども若者部ではなく、教育委員会から小中学生への各種アンケートにおいてヤングケアラーに該当するかどうかの項目を追加する旨の前向きな答弁をもらえたことは幸いです。

・学校給食の状況

令和5年9月に開始される本市の中学校給食については順調に業務が進められていることを確認。物価高騰により食材の質の低下が無いように要望し、そのスキームにおいては仕様書や点検により食の安全性を確保できるものと理解しました。

・改正健康増進法

法改正による本市での受動喫煙減少を確認。吸う人も吸わない人もともに居心地のより社会を構築するため、喫煙所の設置を要望し、担当部長より前向きな答弁をいただきました。喫煙を通じて社会の息苦しさや閉塞感、あそびの無さを併せて訴えることができました。

市議会議員の議場での言葉は極めて重要です。

我々に何ができるのか。

市議会の質つまりは市議会議員個々の質を上げることが市民サービスの向上につながるものであると感じます。

個人質問ができる定例会も残すところ来年3月のみ。

精進して参ります。

【読書考】 立花隆氏の著書「いつか必ず死ぬのになぜ君は生きるのか」

立花隆氏といえば「田中角栄研究」の執筆で時の総理大臣を辞職に追い込んだほど日本でも屈指のフリージャーナリストでした。今では同じ読み方の政党党首を思い浮かべる方がおられるかもしれませんが、全くの別人です。思想的には自民党と相対する部分は多分にあったわけですが、その著作はこれまでいくつか拝読してきました。

若者をターゲットにした本書では、人間とは、死とは、生きるとは、考える技術など、それまで立花隆氏の経験に基づく緻密な分析がなされています。
平和・経済成長・終身雇用などこれまで当たり前であった時代から何が起きてもおかしくない不透明な時代に入りつつあります。しかし、どれほど厳しい状況に陥っても人間が考えることの根底は大きく変わりません。そのヒントとなる考え方が本書には含まれています。

本書の文末に「本で書いてるからといって何でもすぐ信用するな。自分で手にとって、自分で確かめるまで、人のいうことは信じるな。この本も含めて。」と記されています。「偉い人が言ってるから間違いない。」という考えに至ることはよくあることかもしれません。ただし、それだけでは自ら考えることを放棄することに他なりません。自分の頭で考えるためにも、その事象を考えるだけの基礎知識や歴史を知っていなければならず、そのための近道として読書というものがあるのですが、立花隆氏に言わせれば読書ですら鵜呑みにしてはならないと戒めているのです。常に疑う心が必要であるといいます。
竹原ピストルさんの歌「よー、そこの若いの」にも似た表現がありますが、10代20代の若い人たちに聞いてもらいたい言葉ですね。

最近テレビで目にするコメンテーターの発言も鵜呑みにしてはなりません。今はコメンテーターでも、この人は元々何寄りの行動をしていた人なのか、そもそも元政治家の場合の発言は特に注意が必要です。